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談別冊  shikohin world コーヒー WEB版
 
特集:shikohin world コーヒー
 
 
「別冊談 Shikohin World」は、嗜好品について語り合うことを通じて、人間を考え、人々の価値観の変化を探ります。
通巻号が「コト」をテーマにするのに対し、別冊では「モノ」をテーマとするちがいはありますが、めざすところは一緒です。
生命維持のため必要とされるものではない嗜好品が、時に迫害や禁令を受けながら、なぜ長い歴史を経て社会に存在し続けるのか。
嗜好品といわれるモノを、科学で分析し、文化として眺めると、そこにあらわれるトレンドから、人々の生き方を語ってくれる何かが見えてくると思います。 
第1号は、「コーヒー」を特集します。
コーヒーの美味しさはどのように生れるか
旨いものには旨いなりの理由があります。コーヒーの醸し出す独特の味わいはどこからくるのでしょうか。
生豆、焙煎、抽出というプロセスをだどりながら、コーヒーの味の世界を探ります。

インタビューさせていただいた方々
堀口俊英(コーヒーコンサルタント/「珈琲工房ホリグチ」代表)
広瀬幸雄(金沢大学大学院自然科学研究科教授/コーヒー研究)
田口護(「バッハ」グループ主宰/コーヒーの焙煎・販売・珈琲専門店)
河野敏夫(珈琲サイフォン株式会社取締役会長)

コラム●ネル式で淹れたのと同じような風味が愉しめる円錐型ドリッパーで、実際にコーヒーを淹れてみました。
コラム●我が家でカンタンにできる自家焙煎。手網を使った焙煎で手づくりコーヒーにチャレンジしてみました。
コーヒーの科学
エチオピア原産のコーヒーノキから始まったコーヒー。栽培、製造、輸出といったコーヒーの生産、また、コーヒーに含まれるカフェインはどんなはたらきをするのか。
日本人の暮らしに定着したコーヒーを、科学の眼で探ります。

・コーヒーとはどういう植物か――栽培から生豆まで――……伊藤博
・カフェインの効用………生田 哲
・日本人がコーヒーを飲むようになった本当の理由………泉谷希光
コーヒーの文化
コーヒーの魅力は、おそらく昼の世界と夜の世界を同時に行き来できるところにあるのではないでしょうか。覚醒と陶酔、興奮と鎮静、知と非知。
相反する2つの方向を結合させる神秘の飲み物。大いなる矛盾の産物である、コーヒーのもつこの両義性こそがコーヒー文化を育んできたのです。

・〈対話〉カフェ、魅力的な矛盾の場所………臼井隆一郎+松浦寿夫
・「カフェ」のメディオロジー  ………山本宇一/パンツェッタ・ジローラモ/永井宏/佐藤真
・サンパウロ、シアトル、その他の場所[サイト]----旅するコーヒーの中の小さな太陽………管啓次郎
・エスプレッソの誘惑……堀口俊英
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コーヒー研究のリンク集
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